《Sharing Economy》ワイクリン、家事負担の解決で継続率8割
2018年12月18日
▲スタンダードプランは月額1万2800円で提供
Yシャツレンタル 提携先模索
家事負担解決で継続率8割
ワイシャツレンタルサービス「ワイクリン」を運営するNextR(東京都江東区)が、他社との提携に乗り出している。提携企業の顧客層にリーチすることで、認知度向上と利用者の要望の吸い上げを図る 。9月にはレオパレス21の管理物件の入居者専用サイト内の賞品としてワイクリンを提供した。
ワイクリンとは、ワイシャツを月額定額でレンタルできるサービス。「仕事着」として毎日着用するワイシャツの、洗濯やクリーニングに持っていく家事負担を解決する。レンタルするワイシャツは国内大手メーカー製で、10種類から選択することができる。
サービスを開始すると、1ヶ月分(20着)が自宅に届く 。1日1着着用し、返却は月1回専用の回収袋にまとめて詰めて送るだけでいい。返却されたワイシャツは提携の専門業者でク リーニングする。「肌着に近い為、特に衛生面に配慮している」(長尾淳代表)。貸し出すワイシャツ1点1点にナンバリングを施しており、レンタル継続中は同じ人に同じ商品が貸し出される仕組みを構築しているのもその為だ。
継続率は8割を超えており、ユーザー数は着々と伸びてきているという。今後はサービス規模拡大と知名度の向上を目指し、他社との提携を積極的に行いたい考え。「特に衣と住は相性がいいと考えている 。ワイクリン付き不動産・社宅みたいなものを提案していきたい」(同氏)
第453号(2018/12/10発行)13面