陽吉グループ 銀座に高級時計店を開店

時計卸の陽吉グループ（東京都港区）は2月、銀座に高級時計の買取販売を行う「陽吉Store銀座店」を開店した。約30坪の売り場に、延べ約40億円の高級時計・ブランド品を並べる。設立4年で銀座出店に漕ぎ着けた成長の背景には、回転率を重視した仲介方式の売買がある。

2.2億円の時計を目玉商品に

陽吉Store 銀座店 の内装

店舗の1階部分の内装には赤色を多用し、中国人観光客の来店に繋げる。2階には買取カウンターと、個室を2部屋設ける。上代数百万円の時計を並べるほか、目玉商品として時価2.2億円の時計を店舗中央に配置する。

同社の方針はとにかく高く買うことだ。古物市場は使わず、買い取った商品のほとんどを法人向けの卸売りに回す。「買取はお客さんへの投資と考えています。500万円で買って501万円で売るのでも構わない。生活費が稼げる最低限を攻めています」（吉山亨社長）。粗利率は0.8％、営業利益率は0.5％という。

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