フジ・ジャパン・オークション 出来高500万、比の道具市 日系のサプライヤー増加
2019年04月12日
出来高500万、比の道具市
日系のサプライヤー増加
中古家具や雑貨を競るフィリピンの古物市「フジ・ジャパン・オークション」(運営:ゼロプラス・愛知県豊橋市)が日系サプライヤーを増やしている。一昨年に発足し、現在売り手業者を20社までに拡大。最大出来高が500万円までに成長している。遺品整理や不用品回収を主事業とするゼロプラスは一昨年8月に同市場を立ち上げた。同社はそれまで約10年間、日本からフィリピンへの中古品輸出を展開。
「透明性の高い市場」(荒津寛社長)を目指し、日本人スタッフが現地で倉庫管理を行うほか、「現地市場の相場より比較的低い中間マージン」(同社長)として、売り歩銭は落札額の15%。そのほか売り手は輸送料と、2万円のコンテナ管理手数料を負担する。「海外輸出するためのつてが乏しい業者は、現地仲買人により高いマージンをとられがち。例えば落札100万円に対し最終的な手取りが20万円となってしまうという声も聞く」(同社長)現在1000組の現地ビッターが登録。1回に80~100組が参加している。開催は週2回。
第461号(2019/04/10発行)3面