《全国ダーツの旅☆鹿児島県》古着SAKAGUCHI、ピンクハウスシェアしたいと帰省の度に売却にくる女性客
2019年07月07日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~鹿児島県 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
ピンクハウスシェアしたいと
帰省の度に売却にくる女性客
古着SAKAGUCHI(鹿児島県鹿屋市)は大隅半島の中央部、鹿児島市から車で2時間近くかかる鹿屋市の古着店だ。メンズ、レディース、キッズの古着を幅広く取り揃えており、ネットショップやオークションでも販売している。
そのオークションで盤石の人気を誇るのがピンクハウスの服だ。フリルやレースをふんだんに使ったフェミニンなデザインや、花・スイーツ・テディベアなどのオリジナルプリント柄が多くの女性の心を捉え、古着の人気も高い。
昨年、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演した女優の井川遥が毎回着用していたのもピンクハウスだった。
そんなピンクハウスが同店にあるのは、3年前から定期的に売却してくれる60代の女性がいるからだ。その女性は鹿児島市在住の女優のように綺麗な人だが、鹿屋市の実家に戻ると、必ず同店に足を運んでくれる。
「ピンクハウスの服は新品だと10万円以上するものもありますが、そのお客様のおかげで、あこがれの服を入手できる女性が全国にいるわけです。当店のキャッチフレーズは『あなたのやさしさ、買取ります。』ですが、その言葉通り、買い取っているのは、愛するブランド服をシェアしたいというお客様のやさしさなのかもしれません」(坂口正和代表)
第466号(2019/06/25発行)19面