【まだ間に合う!越境EC スタートアップ講座】Vol.5 売れ筋はコレだ〈中古ブランド編〉
2019年07月19日
Vol.5 売れ筋はコレだ〈中古ブランド編〉
今回は中古ブランド品の売れ筋について説明します。まず、中古ハンドバッグの人気のブランドですが、デザイナーが変わったことでビンテージモデルの人気がさらに上昇しています。加えてアメリカの販売規模に対して日本国内からの出品が少ないので、高い成果が期待できます。
また、LOUIS VUITTONやGUCCI、Diorの3ブランドは最近伸び率が高いブランドです。
3ブランドの売れ筋商品は?
ブランドごとの売れ筋は、LOUIS VUITTONでは、Keepall、Speedy、Saumurの順に、GUCCIではBamboo、Web Line、GG Monogramの順、DiorではLady Dior、Trotterの順となっています。
さらに時計では、ROLEXのSUBMARINER、OMEGAのSPEEDMASTER、SEAMASTER、SEIKOではGRAND SEIKOメカニカルが売れ筋です。中古アパレルではISSEY MIYAKE/PLEATS 、CHANEL、A BATHING APE、COMME DES GARCONS、LOUIS VUITTON、SUPREMEが売れ筋に挙がりました。
では、なぜ日本の中古ブランド品が売れるのでしょう。アメリカのバイヤーにアンケートをとったところ、カリフォルニア州、40〜50代、一般消費者にバイヤーが多いことがわかりました。そして、購入者の8割がまた日本から買いたいと回答しています。
日本から購入する主な理由としては、①高品質②偽造品が少ない③価格が他より低い④商品説明が正確で丁寧、が挙げられます。イーベイ・ジャパンでは日本の中古ブランド品セラーの認知拡大やストアへの送客をサポートすることで、海外からの新規、リピーター両方にバイヤーを確保することをアシストしています。
3月が売上のピーク
最後に、最も中古ブランドが売れるシーズンは3月と言われています。この時期にはアメリカでUS Tax Return(日本の年末調整のようなもの)があり、1度払った税金が還付されるのに伴って、多くの人がブランド品を買う傾向にあると考えられます。
次回は中古カメラ・楽器のトレンドについてご紹介します。
第467号(2019/07/10発行)12面