オシャレボ、無料で買取システム提供 小規模店向けに効率化を支援
2019年10月02日
古着買取「ブランドゥール」を運営するオシャレボ(東京都渋谷区)は9月、リサイクルショップの買取事業運営をサポートするクラウド型買取受付管理システム「買取お助けくん」をリリースした。基本無料でお客との取引情報を一括管理できる。ターゲットは1~3店舗を10名程度で運営する業者。
無料で申込み受付から成約・不成約までを一元管理でき、商品到着時のメール自動配信や査定結果のPDF出力機能も搭載。今後はAIによるキーワード入力や、値付けサポート画像認識査定なども追加していく考えだ。
「買取お助けくん」はもともと自社用に開発したシステムの一部を切り出したもの。「名前、電話番号、査定結果を一括で管理でき、検索にも対応する。過去に成約・不成約になった商品も確認できる」(ニコニコ事業部・藤田大輔氏)
中小の買取事業者では、顧客情報を手書きで管理している店舗が未だ多い。また買取担当が交代することで、それまでの査定価格や顧客の情報が引き継がれないというデメリットがある。「査定管理を紙で行っている業者は未だ多い。気軽に使えるサービスを用意することで、人件費削減や業務効率化を行える」(若山知宏社長)
現在はすべての機能を無料で利用できる。今後はオプションとして、機能のカスタマイズやコンサルティングを行う予定で、その際は有料とする。まず向こう1年で100法人の利用を目指す。
第472号(2019/09/25発行)5面