アシスト、「クシリキマーケット」全国展開を見据え「情報シェア」と「無料施策」
2019年11月11日
アシスト(神奈川県大和市)の運営する「クシリキマーケット」を利用する法人が増えている。昨年7月、中古の家具家電を中心に正式サービスを開始し、登録法人は当初の22社からまもなく200社になる。新機能「情報シェア」と無料施策によって、全国から月30~50件ほどの登録があるという。
クシリキマーケットは、600~700点ほどの商品が常時登録され、約80法人が売買を行い、月間で約1300件800万円程度の取引がある。同社の及川進規氏が開発を担当。「簡単に出品できるので、買取商品を販売する時間が短縮できる、という言葉を利用者から頂いている」と及川氏は話す。
また、19年7月から開始した「情報シェア」機能は、大量放出品や海外向け商材を扱う事業者などの情報を得たり、買取品処分を行う業者を地図上で確認したりできる。メールのアラート機能も搭載。閲覧には登録が必要で、登録には古物商の許可が必要。
「情報シェア」には中古業向け情報が並ぶ
現在、かかる費用は10%の売り手手数料のみ。月額費用はキャンペーンで無料だ。背景には、来年以降に全国展開を見据え、現時点では対応しない土地の業者にも登録を促す狙いがある。「現在は関東でしか取引できないが、今後、全国の企業がマーケットプレイスを運営・利用できるようにしていく。システムは早くて12月に完成する」(及川氏)
今後、貸倉庫業者など提携業者を増やし、全国で売買を可能にしていく予定。
第475号(2019/11/10発行)2面