Robes、30代男性をターゲットにサブスク開始
2019年11月27日
Robes(東京都渋谷区)は10月よりメンズファッションの月額制サービスを開始した。既に100アイテムを用意し、来春には数千人規模の展開を目指す。服に興味はないがおしゃれはしたい男性の需要を拓きたい考えだ。バンク(東京都渋谷区)代表の光本氏やECサイト「バイマ」を運営するエニグモ(東京都港区)等の出資を受けている。
服のサブスクは既に数社が参入しているが、同社のターゲットは既存サービスと大きく異なる。ターゲットは30代男性、とりわけ服選びが面倒と感じる人々だ。
藤原光汰社長は、「服を選んだり、買ったり、衣替えしたりといった面倒をすべて丸投げできるサービスを目指した」と話す。
藤原光汰 社長
契約希望者はサイトで体格に関する8つの質問に回答すれば、3通りのコーディネートが提案される。気に入ったコーディネートがあれば、5アイテム程の服一式が月7800円から利用できる。価格はコーデ毎に異なり、「販売価格より多少安いかトントン」(藤原氏)程度の設定だ。四半期の季節ごとに購入か交換かを選べる。
骨格診断によっておすすめの服がわかる
モノのサブスクにおいてボトルネックになりやすいのは、在庫数や、利用者とモノのマッチングだ。ローブスは服を選びたくない層にコーデを提案するという仕組みのため、マッチング率を高めやすく、また数多くの在庫を抱える必要がない。
提携先は、「ZOZOなどのECでもトップに出るようなブランドのみ」(藤原氏)。シーズン落ちの新品を取り扱うことで、大量廃棄が問題とされるアパレル在庫の課題解決にも挑む。
第476号(2019/11/25発行)3面