ものばんく、西中国信用金庫との業務連携締結を発表
2019年11月27日
質店や古物市場を運営するものばんく(山口県下関市)は10月31日、西中国信用金庫と業務連携を締結したと発表した。信金に寄せられる生前整理や終活、相続対策の相談において、モノの鑑定や査定、買取り等をものばんくが手掛ける。信金を通じた顧客接点を得ることで、新たな顧客開拓につなげる。信用力の高い金融機関が窓口となり、リユース事業者が連携するモデルは注目を集めそうだ。
業務連携締結式に出席したものばんく吉田悟社長(左)
西中国信用金庫は、主に山口県内を商圏とする信用金庫。同行がお客からモノの鑑定や査定、売却等に関する相談を受けた場合に、お客の承諾を得た上で、紹介するという流れ。ものばんくは、専門的アドバイスを行い、お客の希望に応じて買い取りも行う。生前整理や終活、相続対策などモノの鑑定や査定、買い取りをワンストップで提供することで西中国信用金庫の顧客の満足度向上につなげる。
高価な貴金属等を強引に安く買い取る「押し買い」問題が社会問題となる中、モノの価値を記載した財産査定見積書を備えておくことで押し買い対策にもつなげる。
第476号(2019/11/25発行)3面