日本什器備品リユース業協会、「キャビネットの連結・レベリング」研修会実施

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日本什器備品リユース業協会、「キャビネットの連結・レベリング」研修会実施

2019年12月05日

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日本什器備品リユース業協会(JAFRA)は10月30日、理事企業であるリステージ(東京都中央区)の八條センターにて四回目となる研修会を実施した。初めての実務を伴う研修会には7社から約20名が参加した。当日はキャビネットの連結・レベリング(水準測量)について共有した。

参加者は20名弱参加者は20名弱

中古家具の販売・運搬設置等を営むロジテムエージェンシー(東京都港区)、営業開発二部部長の須加尾高介氏が講師を務め、キャビネットの設置方法を共有した。

須加尾高介 氏講師を務めた須加尾高介氏

キャビネットの連結・レベリングに際して、インパクトドリルと水平器を使用することを推奨した。オフィスは一見水平に見えるがそれは必ずしも正しくないと指摘。そのまま設置するとキャビネット使用時に扉が開きにくかったり、ぐらついたり、転倒する恐れがあると説明した。「ちょっとした歪みで(引出しが)開かなくなる。アジャスターを調整してバランスを取りましょう」(須加尾氏)

施工が体験実際に施工が体験できた

研修会には、業者間で情報を共有して中古オフィス家具業界全体の発展に寄与する目的がある。参加男性の一人は「プロの業者さんのやり方を共有してもらい、施工に自信が持てた」と話し、他にも「業者間の交流も図れ、ただの勉強会ではないと思った」という意見も聞かれた。同協会はこれまでに三回研修会を実施してきたが、すべてセミナー形式のもので、実務を伴う形式は今回が初だった。JAFRA代表理事の高鉾龍氏は反省点として「実務ということもあり、参加者にはいくらか不慣れな感じを抱いた」と述べた。

「今後は家具別に、例えばデスク編やパーティション編とやってみても良いと思う。実際に家具に触れてじっくりと学ぶ場は少なく、今後も提供していきたい」(高鉾氏)

第476号(2019/11/25発行)15面

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