ぱうれんつ、「ぱうわん」飼い主とペットシッターのマッチングアプリ

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ぱうれんつ、「ぱうわん」飼い主とペットシッターのマッチングアプリ

2019年12月06日

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ペットシッターと飼い主をマッチ
獣医往診サブスクも予定

ぱうれんつ(東京都港区)が運営する「ぱうわん」はプロのペットシッターにペットの世話を必要な分だけ依頼できるサービス。米国の「Wag!」というサービスを参考に19年3月にリリース。登録ユーザー数は500人を突破し、ペットシッターも40名ほど登録している。12月には獣医の往診サービスを開始する予定だ。

ペットのプロフィールが確認できるペットのプロフィールが確認できる

同サービスは飼い主とペットシッターをマッチングするもの。1ヵ月の取引件数は20〜30件ほど。利用者は若い女性が中心で旅行中だけでなく2時間程度の日常的な利用も多く、料金は1時間6000円。取引料金の3割が同社のマージンとなる。

サービス利用中はGPS機能やチャット機能を通してペットの状況を随時確認できるほか、損害保険も自動で付帯される。現在の対応エリアは渋谷区、世田谷区、港区、目黒区の4区のみだが、今後東京23区へと拡大する予定。また機種対応はiOSのみだが、来夏にはAndroidスマホへの対応も進める。

同社はペットショップやペットケアサロンと業務提携しており、今後は不動産など異業種の企業とも提携を進めていく。「ペットサービスのIT化は20年も遅れていると言われている。生活に密着した便利なものを作りたいと思った。」(前田葵社長)

前田葵 社長前田葵社長

また獣医の往診サービスも構築中。日本のペットは寿命の延伸に伴い高齢化しており、獣医の往診による飼育環境の把握は健康増進につながる。同社ではサブスクリプション型サービスとして検討しており12月開始を目指す。「獣医サブスクはWag!も対応しておらず、おそらく世界初となる。これから力を入れていきたい」(同社長)

第476号(2019/11/25発行)16面

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