コメ兵、海外1号店を閉店合わせて合弁会社を解散
2019年12月27日
コメ兵(愛知県名古屋市)は12月10日、同社海外1号店となる中国北京の店舗を閉店、合わせて合弁会社を解散することを発表した。
北京に出店していたラックスストーリー
2018年9月に中国北京に「ラックスストーリー」をオープン。個人買取が計画通り進捗しないことから、事業継続の前提となる自給自足体制の確立にはかなりの期間を要すると判断。同店を12月5日付けで退店した。同事業の2019年3月期(開店から約6ヵ月間)の業績は、売上高で約6000万円、営業損失が約1億円だった。
今後は、同社子会社が上海に100%出資で設立した「米上海商貿」に経営資源を集中させ、中国事業の早期確立を目指す。
「合弁会社での展開は店舗ありきだった。今後はその他のやり方も含め柔軟に考えていきたい」(鳥田一利取締役経営企画部担当)と話しており、中国事業から撤退するわけではないようだ。
同社では、今年11月にバンコクに出店した。12月には買収したブランドオフの海外事業で香港、台湾等があり、海外戦略を進めていく。
第478号(2019/12/25発行)2面