WELL、リ店の出店強化 都心で買取り 地方で売る
2020年03月17日
リサイクルショップ運営の『WELL(東京都杉並区)』が店舗を増やしている。同社は19年に吉祥寺と鴨川に出店、それぞれ観光客や地元客を取り込む。今後は都心で買取り、地方へ売る戦略でエリア拡大を目指す。
WELLは19年5月に武蔵野市吉祥寺と、11月に千葉県鴨川市に店舗をオープンした。店舗のコンセプトはそれぞれ異なる。吉祥寺では20代男女をターゲットにして、古着やアンティーク雑貨を中心に面白みのある店舗づくり、鴨川では地元住民向けに、古着や中古家電などを揃えた典型的なリ店スタイルを心がけている。
同社の強みは地元での知名度だ。「店舗としては90年代初頭から運営しています」と、リサイクル事業部の捧(読み:ささげ)晴信部長は話す。「ポスティングと店の看板で、ある程度集客ができています。仕入は90%が出張買取、販売は85%が実店舗」。前期決算では2.3億円を売上げ、前年120%超の業績となっている。
捧晴信部長
今後も都心で出張買取し地方の実店舗で売るスキームで、地方店舗の拡大をめざす考えだ。
第483号(2020/3/10発行)7面