古着・雑貨店のSQUARE、手作りマスクを委託販売 新型コロナで出品増やす
2020年04月15日
レディース古着・雑貨店の『SQUARE(岩手県二戸市)』が、手作りマスクの委託出品を増やしている。新型コロナウイルスの影響で使い捨てマスクが不足しており、洗濯して繰り返し使えるマスクの需要が高まっている。現在、市内外のハンドメイド作家14人が同店に出品している。
同店は古着の店頭買取・販売のほか、アクセサリーや編み物などハンドメイド雑貨の委託販売を展開。うち手作りマスクも、秋冬から春にかけて毎年販売してきた。
「2月中旬に入ってから、協力してもらえるマスクのハンドメイド作家を6人から14人へと増やすことができました。例年の同じ時期と比べ、マスクの売れ行きは10倍くらいでしょうか。需要に対して数が追い付いていない状況です」(舘向聡子店長)
手作りマスクの単価は500円前後。ガーゼやさらしを用いて作られている物が多く、中には花柄のデザインなどカラフルなものもある。地元ラジオや新聞に取り上げられ、地元のお客らが押し寄せている。手作りマスクは、すべて個装のうえ常時100個を店頭に置けるようにしている。
同店では委託商品の売上全額が作家に還元される仕組みをとっている。
さらしなどを素材にした手作りマスク
第485号(2020/4/10発行)5面