カトナプラス、リアル店を高齢者の憩う場へ「古着と情報」の併売

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「市場の行方」

カトナプラス、リアル店を高齢者の憩う場へ「古着と情報」の併売

2020年09月30日

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古着と「地域情報」の併売へ

コロナショックによって混迷極まる世界情勢。リユース事業者もその規模を問わず、変革の波がやってきた。そこで本連載では様々な業種・規模のトップに、今後の中古市場展望と会社の未来像を訊く。今回はITに注力してきたカドノ質店(東京都江戸川区)と古着委託販売の「カトナ」創業者が新たに立ち上げたCai(神奈川県大磯町)を取り上げる。

大河原勉 社長古着店「カトナ」創業者の cai 
大河原 勉 社長

リアル店を高齢者の憩う場に

── 古着の委託販売「カトナ」はコロナ禍でどうでしたか。

パートの休業を自由に認め、都からの申請で休業も行いました。売上は最大4~5割ダウン。ネット販売が月200万円はあったのですが、だいぶ会社も痛みました。

── 衣料中心の実店舗だと苦労されているお店も多かったように思います。

当初、世間ではコロナが一時的なものという認識で、持続化給付金や無利子無担保の融資が増えましたが、それでも日米欧の大手衣料メーカーが続々倒産や撤退をしましたね。業界内も売上が平常値に戻るのを期待しているようでしたが、いつ頃戻るかわからない。今後経済の在り方も変わってくるでしょう。コロナが終息しても、衣料品はこれまでの2割くらい落ち込んだって不思議ではありません。

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第496号(2020/9/25発行)16面

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