質屋の3代目
若い人も訪れる質屋に
事業を継承した次の世代の店主は、時代の変化に合わせた舵取りが求められるだろう。
今年、谷口質店(東京都板橋区)の3代目店主となった谷口大地さんに、目指す質屋像を聞いた。
成増駅から続く谷口質店の広告
谷口大地さんが家業に戻って最初にやったことは固定費の見直しだった。成増駅の看板広告はやめた。残したのは、駅前から店舗まで30本ほど続く電柱広告だ。
「祖父の代に30本ほど契約をし、今も継続しています。1、2本だったら効果が薄いと思いますが、成増駅周辺に住んでいる人は必ず目にしているはず」と谷口さん。店は少し奥まったところにがあるが、電柱を辿っていけば、迷わずに行けるメリットもある。
第500号(2020/11/25発行)13面