マルイ、回収古着で東北自立支援
2014年03月27日
下取衣料 地元民が委託販売
デパートの丸井グループ(東京都中野区)は、衣料のリユースを通じて東日本大震災被災地の自立支援を行っている。震災から間もなく3年が経過するが、復興はまだ道半ば。東北の再生に、リユースが役立てられている。
リユースの力
丸井グループは宮城県の東部、三陸沖に面した地域で月1回、衣料品チャリティーバザーを実施している。
昨年5月に女川町の「きぼうのかね商店街」でスタートしたのを皮切りに、9月には南三陸町の「伊里前福幸商店街」でもスタートした。
この地域は最寄りの商業施設まで車で30分〜1時間程度かかることから「地域内でショッピングを楽しめる」と喜ばれている。各会場で毎回200名前後のお客が訪れ、回を重ねても来客数が落ちない盛況ぶりだ。
「バザーを楽しみにしているお客さまが多いので、継続的な開催を目標としています」(CSR推進部 循環型ファッション事業担当平野新二課長)
338号(2014/02/25発行)10面