女性向けの定額ファッションレンタルサービスの中でも代表格に挙げられるのがエアークローゼット(東京都港区)だ。廃棄処分の多いアパレル業界において、サーキュラーエコノミーを推進するために、レンタル後の商品販売や不要な服の回収、ブランドとのコラボでレンタルサービスなどを始めている。天沼聰社長に聞いた。
洋服の定額レンタルサービスを展開
ファッションのサーキュラーエコノミーを推進
エアークローゼット 天沼 聰 社長
── コロナの影響はいかがですか。
天沼 去年の3月まではそんなに影響なく予定通り進んでいたんです。ただ、緊急事態宣言で、新規会員の登録数が減って、継続も若干影響出てるみたいな感じでしたね。
── OLの方がターゲットですよね。
天沼 メインターゲットがオフィスレディなので、30~40代中心に、20代後半から60代の方も含めてオフィスで働く女性の方です。大きな影響がなかったのは、パーソナルスタイリングとお洋服をコーディネートしてご提案するかたちをとっているので、要望を頂ければ、割と柔軟に変えられるサービスだからというところはありますね。
── 会員数は45万とかなり増えましたね。
天沼 緊急事態宣言の解除以降、戻りました。消費者心理ではなくて、どちらかというと会社事由で影響があったと捉えていて、解除後は一気にリモートが明けた会社さんが多かったので、数字がグーッと戻っていきました。コロナの影響がなかった一昨年と比べて去年10月は3倍登録頂けました。
第505号(2021/2/10発行)9面