マイブレックス、「遠隔でブランド品真贋サービス」シンガポール大手質店が導入
2021年04月12日
ブランド真贋セミナー等を国内外で展開するマイブレックス(以下MB・東京都台東区)の遠隔のブランド品真贋・品質チェックサービスをシンガポールの大手質店マキシキャッシュ(以下MC)がこのほど導入した。MCは今後導入店舗を段階的に増やしていく計画だ。
シンガポールの大手質店「マキシキャッシュ」が導入した
リモート真贋は手始めとしてオーストラリアのメルボルンの店舗で実施予定。同店で時計の買取が発生した際にビデオ通話システムを作動させてMBの担当者と繋げる。MCの従業員はマイクロスコープで商品の各部を映していきながらMBに真偽のほどを確かめてもらう。「スコープの精度は高く、200倍のズームやピント、調光、スクリーンショットなどの機能を駆使すれば、傷の有無や刻印の状態などを遠隔でも十分に真贋できる」とMBの竹林雅夫社長は話す。順次マレーシアや香港の店舗でも導入していく予定。MCのNgLeok Cheng CEOは「時計の真贋はまだ自信の持てない部分。日本の最新真贋技術をぜひ活用したいと考えた」と導入の背景について説明する。
第509号(2021/4/10発行)3面