～生前・遺品整理ダイアリー～
思い手に寄りそって Story22
高齢の親に生前整理をして欲しくても、子どもからは切り出しにくい話題です。鎌滝美紀氏はそんな家族の間に入り、シニアの親の本音や意思を引き出す活動をしています。今回はあっと驚く本音をもらしたある父親の事例をご紹介します。
パンフレットの表紙。中面には生前整理アドバイザーになった経緯も綴られている
ものと心の生前整理アドバイザー
カードでわかった父親の本音
海に散骨したい、に家族は驚愕
ものと心の生前整理アドバイザーの鎌滝美紀氏は「親にそろそろ生前整理をして欲しいが、どうやって切り出せばいいのか？」と悩む子どものために、親と子の間に入り、親に自然な形で生前整理の必要性を感じてもらえるようハッピーエンディングカードを使ったセッションで対話を深め、次の行動を促している。
ハッピーエンディングカードとは死へ備えるべきことや人生を前向きに生きているかにつながる問いが書かれている49枚のカードで、ハッピーエンディング協会が発行している。
それにイエス・ノーで答えることで、老後にどんなリスクがあるのか自覚できる仕組みになっているのだ。
第514号(2021/6/25発行)19面
