ビームス、セカンドストリートと協業で中古紳士服販売
2021年07月08日
紳士・婦人服などのセレクトショップを運営するビームス(東京都渋谷区)が、原宿店において期間限定で中古紳士服の販売を始めた。ゲオHD子会社のセカンドストリート(愛知県名古屋市:以下セカスト)と協業。一次流通企業の中古品販売をリユース企業が支援するのは珍しい。一次と二次の垣根を超える取り組みは、注目を集めそうだ。
ビームスで古着販売
セカストと協業、商材供給でコラボ
ビームスとゲオが協業しポップアップで売り場を展開
今回の取り組みは、6月23日~7月25日の間、期間限定ポップアップイベントとして行われている。セカストが保有する数十万点の在庫の中から、古着に目利きのあるビームススタッフ7名がヨーロッパやアメリカの高級紳士服(ヴィンテージ品含む)を中心にセレクトした商品約500点を展開、ビームススタッフが接客販売を行う。
紳士服分野の古着を中心に取り扱う背景としてビームスの諸岡真人統括ディレクターは「仕立て服などは品質が良い古着が多くあるが、ブランドネームに価値がない賞品が多くある。良いものに適正な価値を付け発信していきたい思いがあったため」と話す。また、セカストと協業での仕入れに関しては「豊富な商品量とそれをECストアやアプリ内で写真を見ながら手軽に探せるシステムに魅力を感じ、オンライン上のように短時間で欲しい商品が見つけられる場所作りに挑戦してみたかった」(同氏)
第515号(2021/7/10発行)1面