リユース自転車でトップクラスの流通額を上げている、ちゃりカンパニー(埼玉県さいたま市)。DX支援に長けた母体のクララオンライン(東京都港区)の傘下で、EC販売を伸ばすなどしている。コロナ下での状況や今後の展望について、家本賢太郎社長に話を聞いた。
中古自転車22店、年流通10億円超
クララオンライン傘下でDX強化コロナ特需とEC好調で販売2割増
ちゃりカンパニー 家本賢太郎社長
── リユース自転車業界ではトップクラスの流通額とのことですが、改めて、ちゃりカンパニーとはどんな会社ですか。
家本 国内に直営とFCで「バイチャリ」という店舗を22店展開しています。リユース自転車の買取りと販売をしており、ロードバイクやクロスバイクと呼ばれるスポーツ用の自転車や、電動アシスト自転車などリセールバリューがある自転車を専門としています。中古のロードバイクで1台15~20万円くらい、クロスバイクで5~10万円くらいのレンジのものを多数扱っています。バイチャリはリユース自転車のチェーンとして国内最大の取扱額と店舗数を誇ります。流通額ベースでは10億円を超え、2~4番手の会社さんの規模と比べても結構な開きがあると思っています。
── ちゃりカンパニーは2013年に立ち上がりましたが、家本さんが代表を務める、クラウドソリューションやコンサルティングを行うクララオンラインという会社が18年にちゃりカンパニーをグループ化しました。
第521号(2021/10/10発行)9面