読者の声を紹介するこのコーナー。異なる業態の店長や代表の方からコメントをいただきました。
テーマ:コロナ禍後を予測する
本
郷美術骨董館を東大の赤門前本店をはじめ12店舗、また、アンティークモールやオークションの企画運営、次世代の芸術家たちを紹介する番組『ブレイク前夜』の制作などの事業を手掛けています。
この1〜2年の最大の変化は、アジアのアート売買の中心が香港から韓国に移りつつあることです。コロナ禍前はアジア中のコレクターが香港に押し寄せていましたが、中国の規制が強まる中、アートへの税制をゆるめている韓国に世界の有名ギャラリーが拠点を移しているのです。昨年11月、草間彌生の作品「南瓜」の絵画が、ソウルのオークションで約5億2640万円で落札されたのは、その象徴と言える出来事でした。
第530号(2022/2/25発行)23面