ゲーム機本体やソフトの買取を行うDAICHU(東京都調布市)ではLINE効率化ツール「Lステップ」(運営:マネクル、大阪府堺市)を活用し顧客対応の効率化を図っている。成約率や顧客ごとの利用頻度なども可視化し、マーケティングに役立てる。
LINEツールで自動接客
業務効率化、成約率も向上し
問い合わせ対応もライン上で自動化。新規の質問があれば逐一追加する
ライン完結で成約率も見える化
同社はゲーム機を軸に、店頭5割、宅配5割の割合で買取事業を展開する。出張買取も一部行う。
20年夏頃までライン対応を全て手入力で実施しており、間接業務の増加が課題だった。そこでLステップを導入、3ヵ月程度で構築し、現在は顧客対応の大半をラインで完結させる。登録者のうち、買取などのコンバージョンに至ったのは約40%。導入前は数値測定が難しかったが「肌感覚で成約率が上がっている」(大中智史社長)。
比較サイトからラインに誘導
同社の集客はネットで行う。比較サイトなどから問い合わせの入った買取見込み客にラインクーポンを宣伝し登録を促す。SNSへの誘導により、他社との価格競争を防ぐ。
第531号(2022/3/10発行)7面