キリンホールディングス、薬局の余剰在庫、解消
2022年06月24日
飲料大手キリンホールディングス(東京都中野区)はこのほど、調剤薬局が抱える薬の余剰在庫課題の解消に向けた新事業を始めた。各薬局より受領した過去データから調剤傾向をAIで導き出し、取扱頻度が低くも調剤の可能性がある薬を薬局ごとに予測してあげる。薬局には、キリンの販売パートナーを通じて当該の薬を小ロットで購入することを提案。使用期限が近づき使われなかった薬の買取りにも応じる。
キリンが新事業
premedi事業リーダー 田中吉隆氏
「premedi(プリメディ)」のサービス名で、4月26日より展開。サービスを利用する薬局は、提案された薬をキリンの販売パートナーから購入する。1種類あたり10錠程の小ロットで、かさばるほどのスペースを費やさないため在庫管理の効率が上がるとされる。
第538号(2022/6/25発行)1面