LC・ファクトリー、障がい者が古着店で活躍

リサイクルショップを展開するLC・ファクトリー（神奈川県座間市）が8月に開いた24時間営業の無人古着店では、障がい者が活躍している。同社は障がい者の就労を支援する「就労継続支援B型事業所」を運営しており、そこに所属する障がいを持つ利用者が在庫管理などの業務を担う形。一般的に安く設定されている工賃（時給）を高くすることにも成功した。

平均以上の時給を実現

店舗の外観

無人古着店「カエルファミリー」はすでに家賃を上回る利益を達成。店はサウザンロード相模台商店街にあり、独自ルートで仕入れたユニクロなどの安価な古着を並べる。特徴は同事業所の利用者がスタッフとして働いている点だ。無人古着店は接客がいらず、大半の業務は単純作業のため、利用者でも無理なくできるという。業務内容は、値札づけ・衣類のハンガーがけ・商品補充・在庫管理（服の着数をかぞえること）・整理整頓など。「中古品の商品化（汚れ落としやラッピング等）などのリサイクルショップの店内作業は、事業所の利用者さんとの相性がいい。近ごろ無人古着店が増える中で、これも同様にいけるかもしれないと考えた」と佐藤洋行社長。

第544号(2022/9/25発行)4面