TDB、個人事業主に古着卸販売
2022年10月30日
中国輸入アパレル業を営むTDB(大阪府富田林市)が手掛ける「トミユーズド」は昨年8月に古着卸業を始めた。約1万着の在庫を確保し、メルカリなどで出品する個人事業主向けに販売している。今後は本業の得意分野であるネット販売に注力する。
在庫1万着
在庫は約1万着
同社は大阪に150坪の倉庫を構え、通話アプリのラインで予約を受け付けて米国古着を卸す。販売方法は現地ピックとネット販売の2種。ベールやアソート販売も展開し、顧客からは特に冬物衣料が好評という。月商は200万円弱だ。仕入れ先は、東南アジアから古着を輸入している日本の問屋。そこから何度も大量に仕入れを続けており、これが強みである販売単価の安さに繋がっている。最安1着100円から販売し、1着あたりの単価が低くなる袋詰めも用意した。「コロナを機に古着卸に参入した。個人からの需要の高さを感じる」と佐野賢太郎社長。
第546号(2022/10/25発行)6面