物流大手センコー、余剰アパレルの流通支援
2022年12月23日
物流大手センコーグループホールディングス(東京都江東区)は子会社を通じて、余剰在庫となったアパレル商品の流通支援に乗り出した。専門のECサイトを立ち上げ、購入者を限定して再販売を始めている。来年9月からは、一般向けにも広く売り出していく。今後は協力会社を募り、サイト以外の再販ルートも拡大していく考えだ。
子会社が再販ECサイト運営
物流大手のセンコーグループホールディングスが子会社ゼロブランズを通じて、余剰のアパレル在庫のEC再販などを展開していく
センコーG傘下で、8月に新設した子会社ゼロブランズが、アパレル余剰在庫の流通支援を担う。同社では11月15日に公式サイトを立ち上げ、社名と同名の「ゼロブランズ(ZERO BRANDs)」のブランドで再販売を行っている。
まずは百貨店系の21ブランド(5社)から、1000~1500アイテムを販売。元のプロパー価格は平均2万円ほどという。サイトから購入できるのは、現在はセンコーGの従業員などに限定、来年9月からは一般向けのECサイトとしていく。
現在、サイトからは元のブランド名のままで商品を売り出しているが、今後募る協力販売会社の持つ販売ルートによっては、メーカーの要望を受けてブランド毀損がないよう配慮する。ブランドタグを外し、「ゼロブランズ」タグに付け替えた加工商品として扱うなどしていく。
第550号(2022/12/25発行)1面