古着店のOWEYOU、古着でパキスタン仕入れ開拓
2022年12月30日
32歳の荒木洋人氏が展開する古着店オーユー(栃木県小山市)はパキスタンから商品を直輸入している。荒木氏はツテのない状況から現地に一人で飛び込み、民泊アプリなどを駆使して泥臭く仕入れ先を開拓。そこで得た上質なヴィンテージ品は、国内の古着インフルエンサーが見に来るなど、界隈で注目を集めている。
上質ヴィンテージで界隈注目
栃木の実店舗内
年商4000万円
同店は栃木県の小山市と宇都宮市に計2店舗を構えており、2020年10月に小山店、2022年3月には宇都宮店を出店した。同氏は令和元年に個人事業主として独立。当初はメルカリやBASEなどのオンラインのみで販売していたが、コロナ禍を転機と捉えて実店舗を出店し、今期の年商は4000万円を超えるという。特徴は上質なヴィンテージ古着や人気の古着が、相場よりも安価で販売される点で、平均客単価は5000円未満だ。噂を聞きつけた古着インフルエンサーや有名古着店のスタッフが来店するなど、界隈からも注目を集めている。先日には「リーバイス 501 xx(ダブルエックス) ギャラ入り」と呼ばれる希少品を販売。21時の告知だったが、その日の23時にはすでに店の前に商品目当ての顧客が並ぶほどに、感度の高い消費者のあいだでも同店は浸透している。
第550号(2022/12/25発行)19面