愛知県下を中心に東海・関西で総合リユースショップを運営する買取王国(愛知県名古屋市)。11月、新社長として嶋本匡能氏が就任し、前社長の長谷川和夫氏は代表取締役会長となった。嶋本氏は現場経験をもとに「狭属性一番化」を目指す。また他社とコラボを進め、リアル店舗を磨くという。その詳細を聞いた。
「狭属性一番化」でリアル店を磨く
現場上がりの新社長
顧客見直し実店舗強化へ
買取王国
嶋本 匡能社長
「辞めたくない会社を創れ」
── 社長を引き継ぐ形になりました。就任の経緯は。
嶋本 まず20年12月に長谷川会長をご飯に誘って、社長になるにはどうしたらいいですかと聞きました(笑)。役員に上げようという話は出てたみたいで、翌年役員になって、今年の11月に社長になったという経緯です。
── もともと買取王国の社長を目指していたのですか。
嶋本 実は買取王国の社長をやりたいと思ったことはないんです。もともと独立志向があり、14年前に前職のキングファミリー(現:Kurokawa)を、次の職場を決めずに辞めたんです。企業さんにあいさつ回りをしている中で、当時加盟店だった長谷川会長と「何をするの? 」「何か自分でやろうと思ってます」という話をして。ちょうどリーマンショックでしたから、不安はありますと伝えたんです。すると、経営を学ぶならうちに来たら?とお声がけを頂いたんです。
第550号(2022/12/25発行)9面