賃貸業を営む家主にとって、入居者の孤独死は珍しいものではなくなってきました。とはいえ、初めて孤独死に遭遇した時は、わからないことばかりで戸惑うものです。今回は行きつけのバーのマスターからの推薦を受け、そのような家主に誠意を持って対応した事例をご紹介します。
昨今、賃貸物件のオーナーにとって、入居者の孤独死はそれほど珍しいことではなくなった。とはいえ、管理物件で最初に孤独死が起きた時は、その対応に戸惑うものだ。
引き合いはネットと業者・過去に利用したお客様の紹介が半々だ
2年ほど前、神奈川県横浜市を中心に生前整理・遺品整理、ゴミ屋敷片付け、リフォームなどを手掛けるニシダサービス（神奈川県横浜市）は、そのようなオーナーから感謝された経験がある。きっかけは西田久男代表がプライベートでよく飲みに行くバーのマスターから受けた相談だった。
そのバーの常連客の一人にマンションオーナーがいたのだが、所有物件の一室で入居者が孤独死してしまった。亡くなってから約2ヵ月後、複数の入居者からの「異臭がする」という通報で発見されたのだ。
第552号(2023/01/25発行)23面
