コロナが5類に移行してから、早いもので5ヵ月余りが経ちました。その間、国内のインバウンドは復調し、今年はコロナ禍前の2019年を上回る需要規模になるともいわれています。昨年2月に端を発し、一時は落ち込んだ国内のブランド古物相場も大分戻ってきました。他の国も同じ傾向なのかと思いきや、ドルベースの香港や北米市場では小幅な動きに留まっているものや、モデルによってはむしろ相場が下落しているケースがあります。
いまの国内相場は海外の主要市場に比べて高振れしており、それは急速に進んだ円安ドル高がいまなお維持されていることが主な要因です。いま、国内と海外の市場で何が起きているのでしょうか。
国内外で相場に温度差、商機つかむには
第570号(2023/10/25発行)8面