思い出の一冊【33回】よみた屋、亡き店主が記した思い

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思い出の一冊【33回】よみた屋、亡き店主が記した思い

2024年02月28日

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思い出の一冊

古書店主に、思い出に残っている一冊を紹介してもらうリレー連載。第三十三回目は水中書店の今野真さんの紹介で、よみた屋の澄田喜広さんが登場する。

古書店のあるべき姿を追い求めて

よみた屋 古本屋30年 古本屋人生中間報告 (増補改訂版) 高原 坦(ひろし)古本屋30年
古本屋人生中間報告
(増補改訂版)

高原 坦(ひろし)

私の思い出の一冊は「古本屋30年」です。

著者の高原坦さんは東京都・町田市にあった古書店・高原書店の創業者。私はそこで8年間修行しました。

1985年、高原書店は町田駅近くの大きなビルの1フロアに移転します。当時の古書店は10坪ほどの店がほとんどでしたので、150坪の店舗はありえない広さでした。他にも古書店があまり扱ってこなかった一般書を販売するなど、時代の先駆者的な書店だったと思います。その後、4階建てのビルすべて古書という大型店へと発展しましたが、惜しまれながら2019年に閉店しました。

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第578号(2024/02/25発行)23面

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