文大、骨董品の確かな鑑識眼に加え リユース全体の提案力を付加価値に

検索

「バイヤー道」

文大、骨董品の確かな鑑識眼に加え リユース全体の提案力を付加価値に

2024年08月12日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バイヤー道

文大(広島県福山市)の取締役・谷辺真一郎さんは新古美術文大の上席鑑定士と、骨董品市場の笠岡古美術会と福山美術倶楽部の会主を兼務する骨董・美術品のエキスパートだ。中国四国全域へ出張査定も行なっている。鑑識眼の高さには定評があり、全国のリユース店・質店・買取専門店から鑑定の依頼がくる。

文大 谷辺真一郎さん

略歴

1982年(昭和57年)生まれ。24歳の時にリユース業界に入り、35歳で文大に入社。取締役として新古美術文大の上席鑑定士と笠岡古美術会・福山美術倶楽部の会主を務める。現在全国のリユース店や質店を対象に、約200店舗の骨董品、美術品の買取指導や研修を行っている。地元の骨董品・美術品の文化継承をライフワークに活動している。

数年前、年配の女性から、離れにある物を買い取って欲しいと文大に依頼があった。谷辺真一郎さんが現場に行ってみると、膨大な物があり、2日間にわたって買取りを行った。その中には同社が扱わない昭和レトロ雑貨などもあったので、その分野の買取りに強い他社を紹介し、不用品処理の相談にも乗り、依頼者から感謝された。

その半年後、谷辺さんはもう一度、同じ家から出張買取の依頼を受けた。前回対応したのはその家の奥さんだったが、今度は娘さんが出てきて「今回は母屋の方をお願いします」と言った。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第589号(2024/08/10発行)27面

Page top
閉じる