「スピンズ」を主軸に、新品衣料と古着店を展開するヒューマンフォーラム(京都府京都市)。前期実績は年商70億円、中古売上14.5億円で、今後さらに古着を強化する路線だ。海外から輸入した古着だけでなく、国内古着の調達にも力を入れる。7月に社長就任した岩月臣人氏にこれからの事業展開を訊いた。
古着にシフト、FCで店舗を拡大
海外+国内で古着を調達
若者が活躍できる場所に
ヒューマンフォーラム
岩月 臣人新社長
コロナ機に
FC店を拡大へ
──ヒューマンフォーラムは新品・中古衣料を扱う「SPINNS(スピンズ)」55店舗、「mumokuteki(ムモクテキ)」17店舗など、さまざまな屋号を展開していらっしゃいますね。
岩月 はい、いろいろなブランドを持つことで、世の中に最大限、ファッションの楽しさを提供できたほうが楽しいだろうという考えから、雰囲気の大きく異なる店舗を展開しています。若者向けの「スピンズ」のほかに、20代から50代までをターゲットにした「ムモクテキ」、アップサイクルの古着などを製造・販売する「森」、最近展開を始めた古着店「FUJI STORE(フジストア)」などがあります。
──「スピンズ」は新品が中心ですが、古着を前面に押し出した「スピンズヴィンテージ」も数店舗ありますよね。どう違うのでしょう。
第589号(2024/08/10発行)9面