建物の老朽化に伴い、2022年3月末で店舗営業を一時休止していた「古本遊戯 流浪堂」(東京都目黒区)。約2年後の2024 年7月、以前と同じ学芸大学駅近くに移転オープンした。新天地を探して「流浪」していた同店。新たな店づくりについてインタビューした。
古本遊戯 流浪堂
流浪堂が復活オープン
新店舗の店内。本棚の下にはキャスターが付いていて、動かしてイベントスペースを作ることが可能
この2年間、移転先を学芸大学駅周辺に限定して探し続けてきた流浪堂。「理由はやっぱり、お客様との関係性ですね。こちらの都合でやめるわけではなかったので、『絶対再会しましょう。スタンプカードもそのまま持っていてください』とお願いしました」と店主の二見彰さん。
2022年3月末に店舗営業を終了。6月末の引き渡しの前日ギリギリまで、書家や写真家など縁のある作家の展示会などのイベントを行って営業を終えた。
その後はイベント出店や買取業務を続けながら、移転先を模索していた時、東急が手掛ける「学芸大学高架下リニューアルプロジェクト」から声がかかり、現在の場所に移転できることが決定。今年の7月に復活オープンした。
オープン | 2000年4月 移転オープンは2024年7月17日 |
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備考 | ●店舗の広さ/約20坪 ●店頭在庫/約5000点 ●スタッフ数/2名 |
第590号(2024/08/25発行)13面