Frobergue(フローベルグ)(東京都台東区)
繁盛店の店づくり【vol.259】Frobergue、海外絵本と出会える ギャラリー併設の古書店
外国の絵本を中心に扱っている「フローベルグ」は、まるでヨーロッパの古書店のような佇まいが特徴の古書店だ。蔵前周辺の街歩きを楽しむ若い女性客も訪れるスポットになっている。
Frobergue(フローベルグ)(東京都台東区)
天井まである本棚は海外のオークションで競り落としてもらったもの。重厚な雰囲気を醸し出している
コロナ禍以前はフランス、イギリス、ハンガリーなどに絵本の買付けに行っていたという代表の中村啓太さん。この店の内装は知り合いのアンティーク家具店に施工を依頼。「自分が訪れていた海外の古書店の雰囲気が再現できたと思っています」と話す。
(左)入口から店内を見たところ。中央に見える家具は1640年代のもの。昔の人が引越しをする際に荷物を入れて運んだ家具だとか。(右)インパクトのある天井の照明。スポットライトの位置などが自由に動かせるように工夫されている
今は月にアメリカから300冊、ドイツ・フランスから100冊以上、それぞれ懇意にしている書店から輸入している。仕入れの基準は「クラシカルだけれども、今の視点で見ても新鮮さが感じられる絵本」だ。
オープン | 2021年1月(蔵前の店舗のオープン。オンラインの店舗は2012年から) |
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取扱い商品 | 絵本:一般書=8:2(内、海外絵本は7割) |
備考 | ●店舗面積/約13坪 ●店頭在庫/約4000~5000点 ●客層/ 20~50 代の女性がメイン ●フローベルグはイベント出店やカフェやギャラリーの選書も行っている |
第547号(2022/11/10発行)11面