繁盛店の店づくり vol.200
店頭にはテントや椅子を陳列している
セカンドアウトドア越谷谷中店店長 逸見真央さん
「キャンプと言うと、大きな荷物を担いで、汗をかいてテントを張るイメージがありますが、今は簡単に張れるテントも増え、キャンプを気軽に楽しめる場所も増えました。そうした機会をキッカケにアウトドアを始めてもらえたら嬉しいですね」
アウトドア専門リユース店 大量の品揃えでインパクト
「小さなテントを運動会やお花見に使う人が増えていますね。『野外の音楽フェスにはどんなものがいい?』と質問されることもあります。アウトドアが身近になっていると感じています」。そう話すのは、セカンドアウトドア越谷谷中店の店長、逸見(へんみ)真央さんだ。
キャンプ用品などのアウトドアアイテムの他にも、スポーツウエアやシューズなどもあり、商材は幅広い。天井までぎっしりと商品が陳列され、その物量の多さにインパクトを受ける。
今はキャンプ用品が5割、アウトドア・スポーツ衣料が3割、自転車、釣り具がそれぞれ1割ずつ占めるが、秋冬になると、スキーやスノーボードといったウインタースポーツのアイテムが増えると言う。
同店の客層は30〜40 代がメイン。男女比は男:女=7:3で男性客が多いが、休日は家族連れで来店するケースも多い。「初心者の方には、道具の使い方なども丁寧に説明するようにしています。上級者の方には、山やキャンプ場の情報を教えてもらったりしていますね」と逸見さん。逸見さんもお客同士のグループキャンプに参加するなど、そこから輪が広がり、新規来店に繋がっていることもあるとか。
セカンドアウトドアは、これから全国に出店を検討している。
手書きPOP や写真でわかりやすく
同系列店の「セカンドストリート」では手書きのPOPを使用していないが、セカンドアウトドアの一部では、ランタンの違いや間違った使い方などを手書きPOPで紹介している
畳んで販売しているテント。それぞれ実際に広げた状態の写真を付けている
テントやクーラーボックスなどがびっしりと積まれており、その量の多さに圧倒される。どのあたりにどんな商材があるか分かるように、天井近くに商品を吊るしたり、高い位置にコーナー名を書いたPOPを掲示している
スキレットなど調理器具や、ランタン、クーラーボックス用の保冷剤などは新品を販売
アウトドアヴィンテージあります
サッカーのユニフォームやTシャツなど、スポーツ系古着も充実。メンズ、レディス、キッズ別にコーナーがある。自転車はロードバイクが多いが、折りたたみ式自転車やママチャリも販売
店がアウトドアの交流の場に
店舗で常連客から教えてもらったオススメのキャンプ場に行くこともある。店が情報交換の場所になり、口コミで店舗の評判が広がっている。上の写真はセカンドアウトドア、セカンドストリートの社員有志でキャンプに行った時のもの
オープン | 2017年2月25日 |
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取扱い商品 | アウトドア用品全般、古着、スポーツ用品など |
スタッフ数 | 9人(常駐2名) |
備考 | 店舗面積/46坪 店頭在庫/約1万5000点以上 セカンドアウトドアはアウトドアギア専門のリユースショップとして、2013年に北海道に第1号店がオープン。現在6店舗展開している。 |
第463号(2019/05/10発行)11面