遺品整理士の会員6万人を突破

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遺品整理士の会員6万人を突破

2024年09月09日

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2024年6月、遺品整理士認定協会の会員数が6万名を突破した。この1年ほどで特に顕著なのが、介護業界、建設業界など、異業種からの参入が増えたことだ。遺品整理とは無縁と思われる業種の参入も見られるようになった。同認定協会理事長の木村栄治氏、常務理事・事務局長の長谷川正芳氏と、昨年入会した会員への取材を通して、異業種参入増加の背景を探った。

介護・建設など異業種から参入

参入が急激に増えたのは
介護とハウスクリーニング

遺品整理士認定協会 遺品整理士認定協会遺品整理士会員数遺品整理士養成講座開講から13年目、202 4年6月に会員数は6万名を超えた

今から13年前、2011年11月に遺品整理士養成講座を開講した遺品整理士協会の会員数は2023年に5万名を突破し、24年6月に6万名を突破した。この内9割近くが古物商の免許を取得している。同協会理事長の木村栄治氏によれば、この1年で特に顕著なのが、異業種からの参入が増えたことだという。

「従来はリユースショップ、買取店など、リユース業界からの参入が大半でした。しかしこの1年余り、介護業界、解体業、ハウスクリーニング業界、リフォームを含む建設会社の参入が増え、全体の13.28%を占めています。特に急激に増えているのが介護業界とクリーニング業界です」と木村氏。

介護業界から参入しているのは、中小規模の県内だけで営業している企業が多い。介護施設の職員は忙しく、これまで遺品整理は提携業者に任せていたが、施設で亡くなる利用者が増えるにつれ、自分たちでやっていこうという流れになっている。

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第591号(2024/09/10発行)32面

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