古着の激戦区・東京で、卸売店を展開し5年目になるのが03yard(東京都世田谷区)だ。同店では米国・カナダの輸入古着及び日本国内の古着を取り扱う。このほどヨーロッパからの仕入れも計画しており、多種多様な古着が気軽に買い付けられる卸店を標ぼうする。阿部航大代表は「古着の業務用スーパー」を目指すという。
多様なジャンルが集まる「古着の業務用スーパー」
明大前店は小売店兼卸店として機能する
約1万着の在庫を保有し、明大前店に置けない分は別の倉庫に保管。ラルフローレン・トミーヒルフィガー・カーハート・バーバリー等の古着屋系ブランドが多く、一方でヴィンテージ品やデザイン力のあるノーブランド系も扱う。特徴は国内古着も販売する点で、独自ルートでリサイクルショップや回収業者から仕入れている。そこからいわゆるドメスティックブランドを入手するという。阿部代表は「いつか回収業者ごと買収してみたい」とも話す。同代表は別事業として弁当の販売も展開している。
第592号(2024/09/25発行)7面