偽物疑いの化粧品流通、真贋鑑定の方法とは?

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「フェイク品警報」

偽物疑いの化粧品流通、真贋鑑定の方法とは?

2024年10月29日

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フェイク品警報

消費者庁が「インターネットでの化粧品の購入は慎重に―模倣品などの可能性も―」というタイトルのコラムを掲載し、化粧品の模倣品に関する注意喚起をしている。「COSLAB(コスラボ)」の屋号で化粧品買取専門店を運営するリアルスタンダード(奈良県生駒市)にその実態と、どのように真贋鑑定をすべきか聞いた。

消費者庁が注意喚起

ブランドはSK-Ⅱや
メゾンフレグランス多い

リアルスタンダード リアルスタンダードに買取り依頼があった偽物の疑いがある化粧品

リアルスタンダード 偽物疑いの化粧品が流通

消費者庁のコラムでは、「フリマサイトに出品された化粧水を購入した。実際に使用してみると、塗布した所がヒリヒリ痛み、赤くなった。不審に思い改めてパッケージを確認すると、品質保証のシールやデザインが普段購入するものと違っていた。(中略)」といった模倣品購入による被害事例が挙げられている。

リアルスタンダードは、化粧品に特化した店舗の展開を15年前から始めている。リユースで1億8000~9000億円を売り上げ、その8割ほどを化粧品が占める。「年間0.1%ほどですが、パッケージが正規品と異なる偽物と疑われる商品の買取依頼があります。化粧品買取が盛り上がってきた、2018~2019年頃から入ってきた印象です」と脇田淳社長は打ち明ける。

偽物と疑われるブランドは、香水がメゾン マルジェラやジョーマローンといったメゾンフレグランス、基礎化粧品はSK-Ⅱが圧倒的に多いという。シャネルやディオールといった定番ブランドは意外にも少ないようだ。

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第594号(2024/10/25発行)12面

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