バリュエンス、4億円の営業赤字
2024年10月30日
バリュエンスホールディングス(東京都港区)の2024年8月期の営業損失が4.3億円となった。営業赤字は上場以来初。下期から売上総利益率重視の仕入れに転換を図ったことにより、収益性は改善した。中間決算時の期末業績予想は12億円の営業赤字だった。
売上総利益重視の仕入れに転換
ブランド品市場は競争環境が激しくなるなか、同社では小売を強化。ただ、小売の売上総利益率が悪化、また在庫が積み上がるなどにより、収益性が低下していた。下期は売上総利益率重視の仕入れに転換。また、自社オークションを活用するなどして、在庫を売却したことで、収益面が改善した。また、通期の売上高は前期比7.0%増の814.7億円となった。
第594号(2024/10/25発行)2面