2025年も始まって早いもので1ヶ月が経ちましたね。先月のコラムでは、「既存顧客に目を向ける」という話をしましたが、そんな状況へ効果的な施策をクライアント様の事例を元に解説します。
三国ヶ丘の成功事例―Design for livingの取り組み
閉店後のイベント。店内での交流の様子
今回は大阪・三国ヶ丘にある「古着屋NEXT」を運営するきたにさんの事例についてご紹介します。古着屋NEXTでは複数のコンセプトの専門店がインショップ形式で展開されていますが、今回紹介するのは、主にデザイナーズブランドを取り扱う「Design for living」です。
同店は2017年にオープンし、ヨウジヤマモトなどのデザイナーズアイテムを中心に展開。坪数は15坪ですが、24年までの間に売上は約3.5倍、買取額は4倍に成長しました。注目すべきは、限られたスペースで高単価商品を取り扱い、粗利率55~60%を維持している点です。
第601号(2025/02/10発行)5面