中古ホビー売上ランキング2024(2023年度)

検索

中古ホビー売上ランキング2024(2023年度)

2025年03月03日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5.jpg

中古ホビー売上ランキング2024がまとまりました。リユース業界専門紙「リユース経済新聞」がリユース企業の売上を調査、ホビー売上のTOP15社をランキング形式で紹介します。尚、売上高は2023年度の実績値となります。

 目次

  1:中古ホビー売上ランキングとは?

  2:中古ホビーの市場規模は?

  3:売上ランキングTOP15社を紹介

  4:2024年(2023年度)調査から見えた変化

  5:まとめ

1:中古ホビーランキングとは?

中古ホビー売上ランキングは、リユース経済新聞が毎年1回、全国のリユース企業を対象に行う調査「中古(リユース)売上ランキング」をもとに、ホビーの販売割合や販売量を算出し、紹介しています。

おもちゃ全般を扱う企業が対象になります。リユース事業でよく見られるホビーとして、フィギュアや鉄道模型、トレカ、プラモデル、ソフビ、ラジコンなどがあります。

その他、総合的な調査結果はコチラの記事を参照ください:リユース売上ランキング2024 BEST300(2023年度実績)

「リユース売上ランキング2024」調査概要

調査概要:2023年度におけるリユース売上高を基に順位付けを行った。23年4月から24年3月までのいずれかを通期決算月として締めたリユース売上を23年度実績とした(一部企業においてはその限りでない)。

調査期間・方法:2024年5~6月に、インターネットフォーム、FAX、電話、メールのいずれかで回答を受け付けた。

2:中古ホビーの市場規模は?

ランキング入りした企業の紹介に入る前に、中古ホビーの市場規模についてご紹介します。

リユース経済新聞の調査では、2023年のリユース市場規模は、3兆1227億円。そのうち中古ホビーの市場規模は2546億円で、前年比20.2%と伸長しています。玩具類のリユースは市場全体の8%程度ですが、その根強い人気から、近年は2ケタ成長が続いています。

この成長を牽引するのが、トレカ市場の急拡大です。新作の発売時には購入希望者が長蛇の列を作り、レア品においては海外ユーザーも含めた争奪戦となっています。希少性の高い商品は、海外では投資商品と見られるようになり、国内でも高額で取引されています。また、こうした資産性の高さや商品の捌きやすさなどから、トレカ店が窃盗や強盗の対象になる被害も相次いでいます。

ここ数年はレア品を中心にトレカ相場の過熱が起きていましたが、「ポケモンカードゲーム」等、人気シリーズにおける新作の供給量は以前よりも多くなっており、過剰な加熱相場が再び起きる可能性は低いでしょう。とはいえコレクションや対戦等の実需もあり、相場は調整期間に入っていると見られます。

3:売上ランキングTOP15社を紹介

ここからは、中古品(リユース)ホビー売上ランキングのTOP15社を紹介していきます。※印はリユース経済新聞の推計値、正確な数字とは異なる場合があります。

15位 ドラゴンキューブ(萬屋、ザ・グレートヨロズヤ) ホビー中古売上 15.0億円

15位は、ドラゴンキューブです。青森県青森市に本社を構え、エンタメ商材に強い総合リユース店「萬屋」「ザ・グレートヨロズヤ」を運営しています。取り扱い商材は、ゲーム機やトレカ、家電など。岩手県や青森県など東北地方で店舗網を拡大しています。

14位 リネットジャパングループ(ネットオフ) ホビー中古売上 15.5億円

14位はリネットジャパングループです。ネット古書店で中古本やDVD、ゲームソフトなどを取り扱っています。小型家電のリサイクル事業、HR事業も手掛けています。2024年9月期の連結売上高は前期比5.6%増の116.7億円となり、過去最高を更新しました。

13位 クオーク(AKIBAリバティー) ホビー中古売上 ※18.0億円

13位は、東京都豊島区に本社を置くクオークです。「AKIBAリバティー」でフィギュアやゲームソフト、CD・DVDなどホビー商品の売買を行っています。24年に創業40年を迎えました。

12位 スカラプレイス(カードショップ -遊々亭-) ホビー中古売上 ※21.3億円

12位は東証プライム上場のスカラの子会社、スカラプレイスです。トレカ通信販売サイト「カードショップ ―遊々亭―」を運営しているほか、トレカイベントの企画運営も手掛けます。さらにWebサイト等の開発保守、オリジナル商品の開発も行っています。

11位 シーガル(シーガル) ホビー中古売上 24.7億円

11位は、シーガルです。宮城県仙台市に拠点を置き、トレカ・フィギュア・ゲーム等のリユース店を展開しています。宮城県、山形県、福島県で15店舗を運営。貴金属買い取り「おたからや」の運営も手掛けています。

10位 ハードオフコーポレーション(オフハウス、ホビーオフ) ホビー中古売上 25.6億円 

10位は、ハードオフコーポレーションです。オフハウス、ホビーオフなど、7業態で国内・海外展開を行っています。米国や台湾でも店舗を拡大。メディア部門では古本の「ブックオフ」を中心に全国でFCチェーンを展開しています。24年11月には広島・可部のFC店がオープンして1000店舗に到達しました。

9位 トレジャー・ファクトリー(トレジャーファクトリー) ホビー中古売上 26.2億円

9位はトレジャー・ファクトリーです。家具・家電の「トレジャーファクトリー」、服飾の「トレファクスタイル」等を手掛けています。新規出店に積極的で、25年2月期は過去最多となる30店の出店を予定しています。今年1月には創業30周年を節目にコーポレートロゴを刷新しています。

8位 カジ・コーポレーション(お宝創庫、プレイズ) ホビー中古売上 41.9億円

8位は、カジ・コーポレーションです。9位と約15億円の差をつけてランクインしました。東海・関西エリアで「お宝創庫」を展開するほか、トレカやゲーム等に特化した「プレイズ」、「メディオ」、「おじゃま館」なども運営。またカラオケ機器の販売・レンタル事業も手掛けています。

7位 ヤマト(トイズキング) ホビー中古売上 43.4億円

7位は、ヤマトです。ホビーやメンズブランドの買取り事業を手掛け、新品ソフビ販売も行っています。出張買取とネット販売が得意。24年4月には初のおもちゃ販売店、「TOYSKING NAGOYA PARCO店」を名古屋市内にオープンしました。

6位 まんだらけ(まんだらけ) ホビー中古売上 ※71.9億円

6位は、まんだらけです。漫画やアニメ関連商品を扱うサブカルチャー系のリユース企業です。レア品やコレクター品に強く、大都市圏を中心に13店舗を展開。2023年9月期は主力のホビー商品が同23.2%増と高い成長率を記録しました。

5位 晴れる屋(晴れる屋、晴れる屋2) ホビー中古売上 76.4億円

5位にランクインしたのは、晴れる屋です。トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」専門店を全国に27店舗展開しています。そのほかポケカ専門店を東京と大阪で運営。24年10月からはデュエルマスターズ専門店を東京・高田馬場にオープンしました。

4位 テイツー(古本市場、ふるいち) ホビー中古売上 ※79.4億円

4位は「古本市場」や「トレカパーク」を展開するテイツーです。24年にはブランド品買取の「BRAND OFF」にFC加盟し、リユース軸とエンタメ軸の両輪で事業の拡大を続けています。またトレカ査定装置「TAYS」の外販にも力を入れています。

3位 ジェイフード(ドラゴンスター) ホビー中古売上 87.4億円

3位は、ジェイフードです。昨年ランキング圏外から今年3位に入賞しました。グループ会社のエイアイツーと共に中古トレカショップ「ドラゴンスター」を運営しています。24年11月には東京・秋葉原に、初の買取専門店「ドラゴンスター秋葉原買取センター」をオープンしました。

2位 ブックオフグループホールディングス(ブックオフ、ブックオフスーパーバザー) ホビー中古売上 ※178.1億円

2位はブックオフグループホールディングスです。3位以下と大きく差をつけてランクインしました。本社を神奈川県相模原市に置き、古本店チェーンでは最大手企業です。書籍やメディア商材の「ブックオフ」、大型店の「ブックオフスーパーバザー(BSB)」、マレーシア等で「ジャランジャランジャパン」等を展開しています。

1位 エーツー(駿河屋) ホビー中古売上 249.7億円

1位に輝いたのは、エーツーです。「駿河屋」「エーツー」「ブックマーケット」の運営およびFC事業を手掛けています。トレカの著しい市場成長が追い風となり、ホビーリユースでは圧倒的な売上規模を誇ります。近年は新刊書店との複合店舗開発にも注力しています。

4:2024年(2023年度)調査から見えた変化

中古ホビーランキングの1位は、「駿河屋」を運営するエーツーとなりました。昨年に続き2位以下を引き離し、首位を飾っています。同社は中古ホビーシェアのうち1割近くを占めています。また2023年には1350坪の巨大店舗「駿河屋本店」をオープンするなど、実店舗を拡大しています。

さらに、ゲーム・トレカ専門店「ドラゴンスター」を運営するジェイフードや、マジック:ザ・ギャザリング専門店の「晴れる屋」およびポケカ専門店「晴れる屋2」を運営する晴れる屋が上位にあがりました。両社ともトレカを専門に扱っており、トレカ市場の成長に伴い売上が伸びています。4位のテイツーもトレカが好調に推移しており、ホビー売上を押し上げています。

5:まとめ

今回は、中古ホビーの売上高についてまとめました。ホビー(玩具・模型)類はリユース市場の8.2%を占めており、近年最も成長した商材です。この成長を牽引するのがトレカ人気ですが、中でも「ポケモンカードゲーム」は、2023年に相場が加熱したのをピークに、下落傾向が続いていました。しかし、2024年末に発売された新作が人気となり、中古取引が再び活性化。今後も相場の上昇は続くと見られます。

警察庁が2024年6月に公表したデータをもとに本紙がまとめたところ、古物商の数は、2020年以降の4年間で13.4万件増加しています。ここには、トレカブームにより相場が高騰したことで、新規参入が増加したことも大きく影響していると考えられます。また商品別の市場規模をもとに推計した「玩具・模型」の購入者は、1989万人に上ります。

人気が続くトレカを筆頭に、成長を続ける中古ホビー業界。各社の動向にも、ぜひご注目ください。リユース経済新聞では、全国のリユース企業等を取材し、マーケットや企業の動向等の情報を発信しています。

//リユース市場や企業の情報が充実//

リユース経済新聞の申込みはコチラから

WEB限定記事

Page top
閉じる