ハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)では専門的なスキルを持つ人を対象に「ハード オフ匠採用」を導入している。その制度のパイオニア的存在である、永井祐哉さんを紹介する。
楽器のスペシャリストが総合リユースへ転職
スキルを買われ
正社員に推薦
ハードオフコーポレーション
ハードオフ楽器館新潟近江店 店長
兼 ハードオフ新潟紫竹山楽器リペアセンター
センター長 永井 祐哉さん38歳。新潟県新潟市出身。中学校では吹奏楽部に所属。音楽科のある高校に進学し、専門学校では管楽器の修理を学ぶ。卒業後は音楽関連の会社に就職し、学校の吹奏楽部の管楽器の調整や販売を担当。事業の縮小をきっかけに2016年6 月にハードオフコーポレーションに入社。ハードオフ大泉学園店、ハードオフ武蔵小山パルム店を経て、2018 年4 月にハードオフ楽器スタジオ新潟近江店(現・ハードオフ楽器館新潟近江店)、2021 年4月にはハードオフ長岡古正寺店に異動。2023 年4 月ハードオフ楽器館新潟近江店の店長に就任。2024 年9 月、ハードオフ新潟紫竹山楽器リペアセンターのセンター長になる。
永井さんの前職は音楽関連の会社。楽器に携わる仕事を続けたいと、2016年にハードオフ楽器スタジオ新潟近江店(現・楽器館新潟近江店)の「リペア担当募集」に応募した。採用面接では、買い取ったばかりの汚れれたトランペットをメンテナンスし、リペア技術をアピールした。
しかし、当時の募集はアルバイトのみ。すでに家庭があった永井さんは正社員を希望した。
永井さんのスキルを評価した店長は「中途採用」として正社員になれるよう本社に推薦。永井さんは正社員採用となった。
第602号(2025/02/25発行)23面