VELVETT、宅配買取のマケプレアプリ

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VELVETT、宅配買取のマケプレアプリ

2025年03月10日

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スタートアップのベルベットジャパン(東京都中央区)は、宅配買取マーケットプレイスアプリ「IKURAS(イクラス)」を3月3日にリリースした。1点からまとめて手軽にリユース事業者に売却でき、フリマアプリに出品したくない層を取り込む狙いだ。原田大作社長は、「フリマアプリは巨大化したことで、性善説で成り立っていた限界が見え始めている」と指摘し、離反するユーザーの受け皿になりたい考えだ。

フリマに出品したくない層取り込む

VELVETT ポイ活もでき、これをフックにユーザーの集客を行っていくというポイ活もでき、これをフックにユーザーの集客を行っていくという

ベルベットジャパン(以下:VJ)は、元メルカリ出身の原田大作氏が立ち上げたスタートアップ企業。同氏は2011年にザワットを創業、CtoCの時短オークションアプリ「スマオク」を手掛けメルカリに売却、同社グループで新規事業開発を行うソウゾウの社長等を務めた。

「イクラス」は、ユーザーがリユース事業者を比較しながら手軽にまとめて売却できるのが特徴。商品写真を連写式で各1枚撮るだけで済む。商品概要はAIが判断し、自動で入力。ブランド品など一定以上の価値がある場合は、複数の指定箇所をナビに沿って追加で撮影する必要がある。

ユーザーの出品に対してリユース企業がコメントと一緒に査定額を提示する。複数点出品の場合は、原則全て買上げることが条件だが、買取不可アイテムの指定もできる。他社の提示額は開示されない。ユーザーは提示額を承認するか3日以内に判断する。成立した際に事業者は、査定額に加え手数料10%(高額品は別料率)を加算した金額をVJに支払う。商品が事業者に届き、検品に問題なければ買取りが成立する。出品者への査定額の振込みはVJが行う。出品者の本人確認はVJが行い、同社が買い上げた商品を事業者に卸売りする仕組みだ。「フリマアプリに近い体験で事業者にまとめ売りができる」と原田社長は話す。

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第603号(2025/03/10発行)1面

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