名古屋クラウンオークション 中部地区最大級の道具市

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名古屋クラウンオークション 中部地区最大級の道具市

2025年03月08日

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愛知県名古屋市のクラウンコーポレーションが運営する「名古屋クラウンオークション」の参加者が増加している。現在、1回あたり100120人が参加し、出来高は約1,000万円に達している。特にブラジルやアジアを中心とした海外バイヤーの参加が目立つ。代表の山田孝氏は「参加者は増加傾向にある」と述べる。

100人以上が参加

名古屋クラウンオークション_競りの様子

競りの様子

同オークションは毎週水曜日に実施され、家具、家電、厨房機器、工具、日用雑貨など多様な商材が取引されている。また、同社は海外輸出事業者向けに「貿易商材オークション」を毎週火曜日に開催しており、こちらも参加者が増加している。4年前からスタートし、通常のオークションで成約しなかった出品物を貿易商材オークションに回す仕組みも取り入れている。

名古屋クラウンオークションの特徴の一つは、売り手が毎回10人前後参加することだ。取引成立後の搬出作業を手伝うのも特徴で、買い手の負担軽減につながっている。「売り手が参加しない場合、手数料を10%から15%に引き上げている。そのため一定の売り手が参加する仕組みになっている」と山田氏は説明する。近年では、片付け業者や遺品整理事業者からの出品が増加傾向にあるという。

第603号(2025/03/10発行)4面

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