広友レンティア、ICタグでレンタル品管理
2017年02月10日
DNPやIBMと開発
什器・備品レンタル大手の広友レンティア(東京都港区)が、大日本印刷と日本IBMと共同で、レンタル品の在庫管理システムを構築した。
ICタグでレンタル品管理
金属製品にも使用できる特殊なICタグを利用し効率的でスピーディーな在庫管理を行う。ビッグデータ分析によって、稼働率の向上や在庫保管コスト低減も図る。2月から100万点の在庫にタグを取り付け、順次全国展開を始める。同社はシステム導入により、5〜6%の収益改善を見込んでいると言う。
広友レンティアは机やロッカーなど金属製品の取扱いが多い。金属は電波に干渉するため、これまでICタグでの管理が難しかった。大日本印刷が金属製品をアンテナの一部として活用するICタグを開発したため、これが可能になった。目視でカウントしていた戻り品の数や、商品1点1点の稼働率などが簡単に分かるようになる。
同社は建築現場へのオフィス家具レンタルなどを中心に伸ばしてきたが、近年イベント関係への貸出しや、外資企業の日本の臨時オフィスなどへのレンタルも増やしている。
広友レンティア 寺澤重治常務
409号(2017/02/10発行)1面