吉祥寺パルコ、古本祭り
2017年03月15日
若手店主の古書店12店が参加
パルコブックセンター吉祥寺店が1月20日〜3月9日まで古本祭りを開催した。会場は吉祥寺パルコ。若手店主古書店12店が参加し、2万点以上の商品が並んだ。今回のイベントを取りまとめた古本うさぎ書林(東京都品川区)の芳賀健治代表は、「小さめの規模の催事としては通常よりも出店店舗を増やし、バラエティに富んだラインナップを意識しました。吉祥寺の客層に合わせた、個性豊かな古書店が揃っています」と話す。
吉祥寺パルコ・古本祭りの会場
古書のほかにもヴィンテージのこけしやマッチ箱、ポスターなど多岐にわたる。例えば参加店のひとつリズム&ブックスのチェコやハンガリーなど海外の絵本は、「女性に喜ばれていて、表紙も魅力的で店構えもぱっと華やぎます」(芳賀代表)。
こけしや紙ものなどの商材も女性に喜ばれていた
こういった個性的な商材が目を引き、若い女性の姿も目立った。
古本うさぎ書林では、三省堂書店池袋本店古本まつりなど年間15ヵ所ほどの催事に出店している。「催事はこれまで古本に距離があったお客さまを取り込むチャンスでもあります。これからも大きな催事から小さな規模まで、ぎゅっと個性が詰まった催事をおこなっていきたいです」(芳賀代表)。
古本うさぎ書林 芳賀健治代表
411号(2017/03/10発行)5面