工具買取王、手書きチラシで「反響0が成約6件に」

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「チラシ・DM大研究」

工具買取王、手書きチラシで「反響0が成約6件に」

2016年03月25日

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自己紹介FAXで指名来店も

Jヒルズ(神奈川県相模市)の運営する、中古工具専門店「工具買取王」。同社が法人向けに送るFAXDMの反響が、好調のようだ。これまでゼロだった反響が、平均で5~6件の成約に繋がっているという。

工具買取王のチラシ

手書き文字で
「入力した文字は溢れすぎて、目に留まらない。字は苦手だが、一生懸命さが伝わるよう丁寧に書くことを心がけています」

「菅原君いる?」FAXDMを担当する菅原さんは、お客の間でちょっとした有名人だ。

工具専門の同店は建設会社などの法人に向けて、FAXDMで買取を促している。これを刷新したのは、昨年の秋ごろ。これまでのPCで入力した文字をやめ、手書きに変えた。また内容もストーリー性を持たせ、送信先とコミュニケーションを取れるよう工夫した。「初回は自己開示。自己紹介をして、自分を知ってもらいます。その後2回目、3回目と距離をつめていくんです」。

それまで一度に2500件近くに送り反響はゼロだったが、刷新後は毎回平均で5~6件の成約につながっている。また、FAXに対するクレームもほとんど無くなった。

担当する菅原さんは、26歳。フリーターから同社に入社した経緯や、趣味でロードバイクを始めたことなど、様々なエピソードを発信している。「字を書くのは苦手」だと話す菅原さんの味のある手書き文字も、目を引く理由の一つだろう。

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388号(2016/03/25発行)9面

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